轟々獅子吼 赫々熾盛光 従何処来兮 是吾如来蔵
照滴062
本文
轟々獅子吼
赫々熾盛光
従何処来兮
是吾如来蔵
形式
#漢詩風
カテゴリ
#10.精神・悟り・心象
ラベル
#声 #光 #悟り #精神
キーワード
#獅子吼 #光 #如来蔵 #来処 #心
要点
獅子吼の如き力強い説法と光明がわが如来蔵(仏性)から来ることを表現。
現代語訳
轟く獅子吼、赫々たる光は、どこから来るのか。それは我が如来蔵より生じる。
注釈
獅子吼:真理を説く力強い仏の声
如来蔵:すべての生きとし生けるものに宿る仏性
解説
悟りの声と光は個の内面に宿る如来蔵から来ることを象徴的に表現した漢詩風歌。
深掘り_嵯峨
仏の力の源泉を問う漢詩風の歌です。「轟々たる獅子吼」(説法の音)と「赫々たる熾盛光」(悟りの光)が「何処から来るのか」と問い、その答えを「これ吾が如来蔵なり」、すなわち自分自身の心に秘められた仏性であると結んでいます。外的な力ではなく、内なる仏性こそが全ての力の源泉であるという、究極の自力と本覚思想を宣言しています。